地域型支援センターの家族介護教室で「相続・遺言」「成年後見制度」講師を務めました
地域型支援センターの家族介護教室で「相続・遺言」「成年後見制度」講師を務めました
2012年12月24日
富士宮市の地域型支援センター「のぞみ」様から依頼を受け、家族介護教室の第3回の講習会講師を務めました。この家族介護教室は、富士宮市内の富士根南地区及び富士根北地区の住民を対象に開催しているもので、第1回から第4回のシリーズとして、それぞれ違ったテーマで講習会を行っています。
私は第3回を担当し、講習会のテーマは「相続・遺言の基礎 」及び「成年後見制度の概要」の2つでした。“より安心なシニアライフを送るために”を趣旨として選んだテーマです。12月5日は富士根南地区の方々を対象に、富士根南公民館を会場にして講習会を行いました。参加者は14名でした。12月14日は富士根北地区の方々を対象に、富士根北公民館を会場にして講習会を行いました。参加者は8名でした。二つのテーマについて2時間で講習を行うことになっていましたが、質問の時間等も含めると、少し時間オーバーとなりました。参加者からすれば初めて聞くような事項が沢山あると思いますので、その場である程度理解して頂く為に、できるだけ時間を取って分かり易く説明しようとした結果ですが…。実際に説明をしてみて、2時間半くらい時間が欲しいな、と思いました。
質問については、会場で頂いた質問だけでなく、後日私の事務所に相談に来られた方もいました。内容については、単純に規則に関するものもありましたが、家族の一員の金銭に関するトラブルの対処の仕方、他の親族との間で相続絡みで争いを起こさない為の予防策、等の今実際に直面している悩みに関する具体的な相談もありました。家族間の問題や親族間の問題の対処方法については、感情面を含んだ幾つかの要素が絡みますので、「相続・遺言」の規定や「成年後見制度」の規定を一通り理解しただけでは、適切な対処方法を判断することは難しい面もあると思います。私も、このようなことを考慮して、より分かりやすい講習を心がける必要があると感じています。
(所長)